
最近は、韓国の求人情報を見ることが多いのですが、日本在住の方は、日本以外の国の最低賃金がいくらかというのは普段生活してて気になりませんよね。笑
なので、韓国の最低賃金が、いくらか知らない人が多いと思うので、紹介します^^
現在の最低賃金だけでなく、過去の最低賃金も含め、日本と比較していこうと思います!!
韓国の最低賃金
2021年5月
1時間、8720ウォンです。
これは日本円にして872円程度(レートによりますが大体1の位を一つ無くすように計算します)
日本では県によって、最低賃金が異なると思います。現在(2021年7月)、東京は1013円なのに対し、北海道は861円のようです。
しかし、韓国は全国共通でこの時給。日本の地方の最低時給と同じくらいですね。
(追記)2023年10月
1時間、9,620ウォンです。
この表を見ると、毎年どんどん上がってますね!
最低時給の変化
時給額を見ると、“まぁ東京よりは低いけどこんなもんだよね~~”と感じると思いますが、
驚くべきは、ここ数年の最低時給の変化!!
韓国
出典:최저임금위원회
見てください!この推移の仕方!爆増!!
たった10年間(2009‐2019)で、最低時給が2倍以上になっているんです!!
今は8720₩(872円程度)ですが、たった10年前は半分の4000₩(400円程度)だったんです。
旦那曰く、大学生だった時(ちょうど10年前くらい)は、時給400円台でアルバイトしていたと言っていたのですが、当時はその分物価も安かったそうです。
紙コップに入ったトッポキが小・中学生時代のおやつだったと言ってましたが、その時は、20円くらいでトッポキが買えたのに、今は絶対その価格で買える場所はありません。
2017年5月に現在の大統領である文政権に代わってから、2017‐2018年で一気に100円も時給が上がっています。
文政権の公約の1つが「最低賃金1万ウォン」とのことで、来年2022年にも、21年対比5%増の9160ウォンに最低賃金を引き上げするそうです。
一見、良いことのように見えますが、時給が上がるということはその分物価も上がるので、実際にいきなりここまで時給を上げたことには賛否両論があります。
いやーー本当に韓国は交通費・ガス電気代以外の物価は、全て日本よりかなり高いんです!><
日本
出典:全国最低賃金ランキング
一方、日本の場合、年々上昇しているものの、上昇率は韓国よりは緩やかですね。
同じ2009年を見ても、韓国は4000₩(400円程度)に対し、日本は、791円。
一番大きい変化を見ても、1年で30円程度しか上昇していません。(韓国は100円もww)
私は、旦那より2歳若いだけでほぼ同世代なのですが、高校生の時は、時給950円でデニーズ(東京)でアルバイトをしていたので、旦那の学生時の2倍の給料を貰っていたということになりますね、、、、。
これを見ると、いかに韓国がここ数年で一気に時給が上がったということが分かると思います。
参考
ちなみに、つい先日、日本でも最低賃金を3%アップして、全国平均を現在の902円から930円にすると決めたそうです。新たな最低賃金は10月ごろに適応されるとのこと。
韓国で時給UPの結果・・・
この大幅な時給UP政策の影響で、物価上昇以外の影響もあるようです。
お店のオーナーは、バイト生に払わないといけない賃金が上昇したため、バイトを雇えず店を早く締めたり、営業難になってしまったお店もあるようです。(NEWSで見た)
韓国は、若者の就職難が問題になっていますが(この原因は沢山の事情が絡み合ってる・・・)、
日本に比べると、バイトすらも、このような時給UPの影響もあり、働くのが難しいと思います。
(そもそも優秀な若者が就職難で正規職につけないので、バイトをするようになり、その分席がなくなるという考え方もありますが。。。)
さらにコロナ影響も加え、ソウルの大都市はまだバイトはしやすいと思いますが、地方はなかなか難しい現状のようです。
さいごに
私もそろそろ仕事をしたくて色々探していたので、まとめてみました!
日本人が韓国で働く場合、“外国人は雇わない”場所もあるので(特に地方)、よく確認してください。
以上、韓国の最低賃金についてでした!
NUN